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山本たかし勝手連のページ


by yamamotokatteren

夕刊フジに記事が掲載されました

「がん患者でもできること、身を持って示したい」

  末期がんを抱えながら、夏の参院選に民主党から比例代表で出馬する山本孝史参院議員(57)。約1年半前にがんが発見されたとき、医師に告げられたのは「余命半年」だったが、意気込みはまだまだ熱く、日々、政治活動に取り組んでいる。選挙戦を控えた山本氏を直撃した。

  「気力は必要だが、がん患者でもさまざまなことができると、身を持って示したい。患者のイメージを変えることで、がん医療はどうあるべきかの議論も変わる気がする。国会議員が患者になったのは、1つの使命を与えられたのだと思う」

  再選を目指す動機をこう語る。がんの発見は2005年末。進行性の胸腺がんだった。昨年5月の参院本会議の代表質問で突然、告白し、周囲に衝撃を与えたのは記憶に新しい。

  6年前の選挙では大阪選挙区から立候補したが、選挙区で激しい票の奪い合いをすることは、現在の体ではリスクがある。しかし、議員としてやり残したこともある。最終的に比例代表からの出馬を決断した。

  とは言うものの、比例代表は投票で個人名が多かった順に決まる「非拘束名簿」方式。それほど知名度がなく、組織内候補でもない山本氏としては当選のハードルは高い。そのことは本人も分かっている。

  「手探り状態だが、自分の体力の許す範囲でやれることをやる。昔から付き合いのある仲間や友人でどの程度(支持が)広がっていくのかなあと思っている。名前を書いてもらうことがいかに難しいか…」

●リスク大きいが、「命のメッセージ届ける」

  参院選では「命のメッセージ」を訴えることにしている。
  「命って本当にはかないもので、突然奪われてしまったりするわけだけど、救える命はたくさんある。交通事故、薬害エイズ、自殺…。救える命を救えないというのは、政治が責任を果たしていないからだ」

  みなぎる気力の源泉は「政治家としての魂」ということなのか。
  「格好よく言えばそうでしょう。(自分を)支えているのは国会での仕事。仕事をすることは命を削っているのと同じ。しかし、自分が手がけられる仕事があれば、やるべきだし、それが自分に与えられた使命だ」

  取材に同席した妻のゆきさん(56)は、今回の出馬をこう話している。
  「心配はあるが、本人の『命のメッセージを伝えたい』という意思がハッキリしており、反対しなかった。できるだけのサポートをしたい」
by yamamotokatteren | 2007-06-20 09:21