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山本たかし勝手連のページ


by yamamotokatteren
宿命告白し、民主比例から決意の参戦
がん山本孝史氏 優先順位は国会一番

 進行がんと闘病中の民主党現職、山本孝史氏(58)は都内の病院への通院などのため、大阪選挙区から比例代表に鞍替えして真夏の選挙戦に挑む。

 大阪選挙区から鞍替えして通院

 七夕の七日に58歳の誕生日を迎えた山本氏。前日の6日に都内で初めてのフォーラム「生きるということ」を開き、患者や医療関係者ら約300人を前にあいさつした。

 「医師からは、“常に優先順位をつけろ”と言われてきた。国会で活動がしたいといい、任期満了まできた。1つのことができたら次のことができる。引き算でなくて足し算ができる人生、みんながそういう人生を送れる社会にしたい。やっぱり当事者が国会議員にいないといけない。でないと、分からへん」。こみあげてくるものを抑えることができなかった。

 週1回の抗がん剤治療に痛み止めの薬を1日2回服用。5月下旬には主治医に危機的状況と言われた。「1年半前、この選挙まで生きているのは“かなり厳しいのかな”って思っていました」

 がんが発見されたのは2005年12月末。「胸腺がん」だった。医者からは「余命半年」と宣告された。それから約5ヵ月後の06年5月22日。参院本会議で、地震ががんであることを公表。求心力を失うことなどから病気の告白はタブーとされる政界では異例の出来事。がん対策基本法成立を訴えたい一心だった。

 交通遺児育英会事務局長を経て、93年総選挙に日本新党から出馬し初当選。2期務め、01年に参院に鞍替えした。「交通事故や自殺、薬害…。もう少し政治や社会が動けば、失われずにすむ命があります。病気を抱え、一番候補者らしくない私が出馬するのは、そんな世の中を変えたいと思っているからです」

 病気を抱えても世の中変えたい

 6年前は大阪選挙区から立候補。今回は選挙戦中でも都内で治療を続けなければならないことなどから比例代表に転出した。街頭演説はその日の体調を判断しながら、午後6時から2時間、新宿駅周辺で行う。組織内候補でもない山本氏にとっては厳しい戦いだ。

 しかし、決してあきらめることはない。「“先生は希望の星です”といってくださる患者さんがおられると、やれるところまでやろうと思います」と自らを奮い立たせた。
# by yamamotokatteren | 2007-07-09 10:23
山本 孝史議員についてがん患者会シャロームのブログに載りました。
「がん対策基本法や自殺対策基本法の早期成立を後押しし
成立にむけて貢献されました。」

# by yamamotokatteren | 2007-07-08 18:12
がんゆえ 命守る仕事を
告白、治療続ける民主・山本孝史議員
患者ら、再選支援の輪

国会でがん患者であることを公表し、がん対策基本法の成立に尽力した民主党の山本孝史参院議員(58)が、治療を続けながら参院選に臨む。6年前は大阪選挙区で当選したが、今回は病状もあって比例区に。演説に立つ機会は限られそうだが、「命を守る政策を充実させたい」と意気込む。共鳴するがん患者らの支援の輪も広がっている。

 「命を守るのが政治家の仕事。がんも自殺も、救える命が次々と失われているのは、政治や行政の対応が遅れているからだ」。山本氏は昨年5月、参院本会議で自らのがんを公表し、がんや自殺対策の強化を訴えた。

 政治家が病気を告白すれば、政治生命にもかかわる。リスクを承知で訴えた演説は党派を超えた共感を呼び、がん対策基本法と自殺対策基本法の早期成立を後押しした。

 がんと診断されたのは05年末。胸腺から肺と肝臓に転移しており、「治療しなければ余命半年」とされた。痛み止めを毎日飲み、毎週土曜は抗がん剤治療にあてる。今年5月には医師から「今の体力では治療も続けられない」と言われ、立候補断念も考えた。だが、「がんになった自分だからこそ、できる仕事がある」。そう思い直した。いまは「治療でがん細胞は減っており、体力も回復してきている」という。

 外出が制約される山本氏を支えるのは、がん患者や自殺防止に取り組む市民らだ。埼玉県の患者会シャローム代表、植村めぐみさん(56)は、「ここまで身を挺して医療改善に取り組む人はいない」。4月には「勝手連」も結成され、選挙戦では、患者や遺族らが寄せた応援メッセージを街頭で流す計画だ。

 今月1日、大阪市福島区の大阪NPOプラザ。「山本たかしさんに国会活動を続けてもらおう」と名付けた集会には、約150人が集まった。山本氏に代わって妻ゆきさん(56)が「まだまだリタイアできないと頑張っています」と訴えた。

 再選を目指す思いを、山本氏はこう語る。「治らない病気の人はさっさと逝けというのが今の社会。でも、どんな人もみな普通に暮らしたいと思っている。それを支える社会をめざして働き続けたい」
# by yamamotokatteren | 2007-07-07 15:55
山本さんのお誕生日である7月7日の産経新聞朝刊に、大きな記事がのりました。
内容は以下の通りです。

がん闘病 命見つめ
マイク握る妻と「二人三脚」
民主・山本孝史議員

昨年、自ら末期がん患者であることを公表し、がん対策基本法の必要性を訴え、法案成立に尽くした民主党の現職、山本孝史議員(58)が、病と闘いながら比例代表候補として参院選に臨む。1カ月前には体力が限界に近づき、出馬辞退も考えたというが、再び国政を目指す原動力は「患者だからこそできる仕事がある」とう思いと妻、ゆきさん(56)の支えだった。

*****
 「今回、山本は外に出てマイクを握ることはできませんが、国会で命を守る政策としてくれると思います」。今月1日、大阪市内で開かれた山本議員の支援者の集会であいさつに立ったゆきさんは、こう話して会場に設置された七夕飾りに短冊を結びつけた。

 集会に参加したのは山本議員がかつて勤務していたあしなが育英会が運営する「神戸レインボーハウス」のボランティア学生や、市民団体代表ら約150人。東京で治療しながら活動している山本議員は、インターネット回線を使った声だけの出席になった。

 山本議員は国の医療費抑制政策のため新薬や新療法が使われなかった実体験を語り、「治らない病気になっても、普通の生活をしたいという願いを支えるのが社会や政治の責任。自分にしかできない仕事が残る中で、この命を見つめたい」と訴えた。

 山本議員は大阪選挙区選出だが、今回は比例代表に回る。本来の地盤の大阪で活動を展開したい意向は強かったが、毎週末、都内で抗がん剤治療を続けており、東京ー大阪間の異動でさえ体力を消耗する。

 ゆきさんは昨年5月のがん公表からこれまでの山本議員の姿について、「がん対策基本法を中心に国会での仕事に明け暮れ、患者会の相談相手になったり、何かに取りつかれて生き急いでいるかのようだった」と振り返った。

 1カ月前、体力が低下し、主治医から抗がん剤治療ができないと宣告された。山本議員はゆきさんに「選挙をやめよう。体が持たない」と話し、出馬断念を口にした。このとき、「山本は初めて病気と向き合い、どん底を味わった」。ゆきさん自身も同じ思いだったが、山本議員を支援してきた患者団体の関係者から激励の声が寄せられ、最終的に山本議員は、「出馬断念」を撤回し選挙で戦うことに決めた。現在は一時に比べて体力が回復し、抗がん剤治療も再開した。

 山本議員は闘病と選挙の間で何度も心が揺れたと話すゆきさんは、「(山本議員は)葛藤の末、自分だからこそ、やらなくてはいけないことがいっぱいあると前向きに考えられるようになった」としてその決断を受け入れた。

 公示を直前にした七夕の七日、山本議員は58歳の誕生日を迎えた。選挙戦が始まれば夫婦「二人三脚」でサポートをするというゆきさんは、山本議員の思いを有権者に伝えるためにマイクを握る決意だ。
# by yamamotokatteren | 2007-07-07 10:06
「がん患者でもできること、身を持って示したい」

  末期がんを抱えながら、夏の参院選に民主党から比例代表で出馬する山本孝史参院議員(57)。約1年半前にがんが発見されたとき、医師に告げられたのは「余命半年」だったが、意気込みはまだまだ熱く、日々、政治活動に取り組んでいる。選挙戦を控えた山本氏を直撃した。

  「気力は必要だが、がん患者でもさまざまなことができると、身を持って示したい。患者のイメージを変えることで、がん医療はどうあるべきかの議論も変わる気がする。国会議員が患者になったのは、1つの使命を与えられたのだと思う」

  再選を目指す動機をこう語る。がんの発見は2005年末。進行性の胸腺がんだった。昨年5月の参院本会議の代表質問で突然、告白し、周囲に衝撃を与えたのは記憶に新しい。

  6年前の選挙では大阪選挙区から立候補したが、選挙区で激しい票の奪い合いをすることは、現在の体ではリスクがある。しかし、議員としてやり残したこともある。最終的に比例代表からの出馬を決断した。

  とは言うものの、比例代表は投票で個人名が多かった順に決まる「非拘束名簿」方式。それほど知名度がなく、組織内候補でもない山本氏としては当選のハードルは高い。そのことは本人も分かっている。

  「手探り状態だが、自分の体力の許す範囲でやれることをやる。昔から付き合いのある仲間や友人でどの程度(支持が)広がっていくのかなあと思っている。名前を書いてもらうことがいかに難しいか…」

●リスク大きいが、「命のメッセージ届ける」

  参院選では「命のメッセージ」を訴えることにしている。
  「命って本当にはかないもので、突然奪われてしまったりするわけだけど、救える命はたくさんある。交通事故、薬害エイズ、自殺…。救える命を救えないというのは、政治が責任を果たしていないからだ」

  みなぎる気力の源泉は「政治家としての魂」ということなのか。
  「格好よく言えばそうでしょう。(自分を)支えているのは国会での仕事。仕事をすることは命を削っているのと同じ。しかし、自分が手がけられる仕事があれば、やるべきだし、それが自分に与えられた使命だ」

  取材に同席した妻のゆきさん(56)は、今回の出馬をこう話している。
  「心配はあるが、本人の『命のメッセージを伝えたい』という意思がハッキリしており、反対しなかった。できるだけのサポートをしたい」
# by yamamotokatteren | 2007-06-20 09:21